明日も晴れでありますように
卓球、小説、最近の出来事などについてのんびりと語るブログ。
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サクラ咲く季節に 2日目「始業ベル」
第2話。まだ学校に着いてません(遅っ
1話が少ないからそんなもんですね。一人称の方がやっぱり書きやすい気がします。その代わり書けないことも多いですが。
家から走ること5分。ようやく学校が見えてきた。登校初日からこんなに走ることになるなんて思ってもみなかった…。まぁ俺が悪いんだけど。
校門に着く。さすがにこの時間に登校する生徒はいないらしく(ここに一人いるが)、人の姿は全く見えなかった。何も考えずそのまま校門を通り過ぎ、げた箱で靴を履き替え、ダッシュで自分の教室に向かう。
「こんな時に3階だなんてついてねぇ…」
悲運再び。1年の教室は強制的に最上階の3階になってしまう。教室移動の時は便利だけどこういう時は困る。仕方なく階段を駆け上る。俺のクラスは階段の隣にあった。A組だから当然と言えば当然か。俺が教室のドアを開けるのとほぼ同時に学校全体にチャイムが響き渡る。
「はぁ…はぁ…間に合ったぁ…」
教室に一歩入った場所で膝に手をつき大きく息をする。やればできる子、矢神佳祐。ほぼ同時とは言え遅刻にならなかったのはすごい。
「…?」
はて、教室内が他のクラスより幾分か静かなのは俺の気のせいだろうか。恐る恐る顔を上げてみる。
「…」
なんか…みんなの視線が痛いんですが。初日からギリギリなのが珍しいからか?
その疑問を晴らすかのようにヤツの声が聞こえてきた。
「おい佳祐、お前またギリギリかよ~。登校初日くらい普通に起きれねぇのか?」
そう笑いながら話かけてくるのは花房涼。小学時代からの悪友だ。こいつとはいつもつるんで遊んでいた。
「うっせーよ」
俺が涼と会話を始めてから、教室はまた賑わいを見せ始めた。俺は目で合図して涼を呼び寄せる。さっきの静まりの原因を探るためである。
「…なぁ、さっき俺がここに来たとき静かになったけど、何でかわかるか?」
「さあな。…大方お前の髪が原因だろうけど」

……ああ、この髪のせいか。俺はクオーターなので髪の色が違う。これは母親からの遺伝で、しかも普通の色と真逆の白だ。これに遅刻ギリギリといういらない+αでそんなに見てたのか。納得。
「なるほどな。ま、いつものことだけど」
そんなことを考えていると担任の教師らしき人が教室に入ってきた。生徒達はそれを見ると席に座りだし、教室は少しずつ静かになっていく。俺達もとりあえず席に着いた。教師はすぐさま出欠を取り始める。
「相褄、いないのか」
どうやら出席番号1番のやつがいないらしい。
「まさか遅刻じゃないよな…」
もし遅刻だったらあだ名の一つや二つはすぐにつけられるな。もちろん嫌みのあだ名だけど。
「全員速やかに校庭に出るように」
担任はそう生徒達にそそくさと出ていった。
「校庭にか…」
俗に言う入学式というやつの始まりである。正直、乗る気がしない。入学式なんて大それた名前でも所詮は校長の話とかくだらないことを聞くだけだ。こういう時は頭の中を空っぽにするのが一番楽だ。そんなことを考えながら教室から出た瞬間、
「うわっ」「キャッ」
いきなり後ろに転倒した。その弾みで頭を固い廊下に思いっきしぶつけてしまった。

「痛って~…」
「だ、大丈夫ですか?」
誰かの声がする。女の子の声だ。しかも俺のものすごい近くから聞こえる。
「あ、あのぉ…」
俺が倒れたまま目を開けないのが心配なのか、それは泣きそうな声に変わっていた。とりあえず目を開けていく。それで真っ先に俺の目に飛び込んできたのは…


この後会う人は大体予想できると思います。今のところ幼馴染をどこで出すか悩んでます。
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