明日も晴れでありますように
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~Capacity~ 第3話「炎を纏いし者」
第3話。ここら辺に来てようやく上達してきてるような気がしてきました。ごたごたと書くのもなんですので、終わりにします。では、どうぞ。
ショウは怒りを宿したその瞳で敵と認識した二人を睨んだ。しかし、二人は全く動じず会話をし始めた。
「キャパが復活したか…。こうなると一旦引くのが―――」
「いや、そうでもないぞ」
クロウはバーンズの言葉を最後まで聞かずに断ると、その代わりに目であれを見ろと合図した。その合図の方向にはショウが立っている。その足下からは能力が発動する寸前と同じように炎が燃え上がっていた。
「キャパが暴走してやがるぜ。どうやら訳ありで能力の使い方を覚えてないみたいだな。あれならこっちにも勝機はあるだろ?」
「確かに」
二人は意見を一致かさせ、行動に移った。
「当時最強と謳われたお前らのグループもほとんどが反撃できずに死んでいったよ。弱すぎて話になんなかったぜ。特にお前の兄貴がな」
「…!」
クロウの煽りに反応するかのように、ショウの足下の炎は左右へ揺れ動いた。
「あいつは一度も攻撃せずに死んじまった。もう少しは楽しめると思ったのによ。隊長があれじゃ部隊も部隊―――」
「兄さんを…馬鹿にするな!!」
途端、ショウの足下の炎が勢いを増して燃え上がり、それと同時にショウは敵の下へと走り出した。
「来た来た…」
敵に向かって一直線に突き進むショウ。刹那、今まではただ燃え上がるだけだった炎が巻きつくように両足の足首から膝までを覆った。次の瞬間、ショウの足は宙に浮き、背中の翼を最大限に使い一気に加速した。それは一瞬で二人の前へ移動できるものだった。刹那、ショウは跳び上がり、クロウに上段回し蹴りを放った。その速度を予想していなかったのか、クロウは慌てて後方に飛び退いた。ショウは着地と共にバーンズへクロウと同じ攻撃を逆回転で放つ。バーンズはクロウほどのスピードがないため、その場で攻撃を受け止めた。刹那、ショウの足が爆発し、バーンズはその衝撃で弾き飛ばされ、爆煙の中に消えた。
「こいつ…!」
クロウが右腕を左肩近くまで持っていく。刹那、指の間に全体が黄色のナイフが3本形を成した。それを素早くショウへ向かって振り下ろす。それに続けてショウはクロウに向けて腕をかざした。刹那、クロウはナイフが、ショウからは炎が放たれた。それらは二人の間で衝突した。一瞬の閃光の後、クロウのナイフは炎にかき消された。その炎の勢いは衰えず、クロウの下まで届く。
「くっ!!」
間一髪でバリアを貼り攻撃を防ぐクロウ。しかし、ショウの攻撃は止まることを知らず、さらにその威力を増す。
(くそっ…何であんな状態でここまでの攻撃が出せるんだ!?普通はキャパを溜めなきゃこんな威力は出ない。これがヤツのCapacityだっていうのか…!?)
クロウとショウの戦いは、クロウが一方的に攻められるだけの態勢になっていた。刹那、爆煙の中から赤い大槌を持ったバーンズが現われ、それを振る。それに気づいたショウはクロウへの攻撃を中断し、大槌に向けて拳を放つ。刹那、ショウの拳から炎が覆いかぶさり、やがて肘まで包んだ。それとほぼ同時に大槌と拳がぶつかり合う。刹那、衝突箇所から火花が勢いよく散り始めた。
「ぐ…ぅ…!」
「フッ…」
最初はほぼ互角だったが、徐々にショウの拳が押し返されていく。
「こ…のぉぉ!!」
ショウが更に力を込める。刹那、拳の炎が一気に燃え上がり、大槌を少しずつ押し戻していく。その時、バーンズの大槌に衝突箇所からヒビが入っていった。そのヒビが全体に広がった瞬間、大槌が砕けた。否、ショウの拳によって砕かれた。
「な…に…!?」
バーンズはとっさに後方へ飛び退いた。それは追撃を察知したためではない。ただ、自分の大槌を破壊せしめたその攻撃力に圧倒され、体が勝手に動いたのだ。その場に停滞するのはまずいと本能が告げた。それまでのこと。それはクロウも感じていた。だからこそ自分に背を向け停滞しているショウに攻撃を仕掛けることができなかった。
「チッ…、バーンズ!」
クロウがそう呼んだ刹那、バーンズがクロウの横に付く。
「!!」
「今日のところは退いてやる。お前の首はまた今度だ、マルクス・レイダー」
「逃げるのか!?」
クロウはショウの問いには答えず、バーンズを連れ自分達で破壊した場所から外へ飛び立っていった。
「待て!」
ショウは二人の後を追いかけようと走り出す。その途端、突然足から力が抜ける。
「く…」
下半身の力を失い、倒れ込むように膝をつくショウ。それに続いて息も荒くなっていく。それでもショウは追うのをやめようとせず、翼に気を集中させる。しかし、それさえもまともに動かない状態であった。体が言うことを聞かない。ショウはその状況でクロウとバーンズが遠ざかって行くのをただ見ていることしかできなかった…。


とりあえず戦闘終了。この後が楽しみです(自分がね)。
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