明日も晴れでありますように
卓球、小説、最近の出来事などについてのんびりと語るブログ。
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サクラ咲く季節に 5日目「続・変なやつ」
サクラの5話完成です。今回は前回からの続きになっています。あの変なやつの名前公表です。
一日の日程を終え、学校は放課後を迎えていた。今日は始業式で部活がやってないということもあってか、クラスの大半は帰る準備をしている。当然俺も。
さっきの時間に配られた教科書やらプリントやらをカバンの中に詰め込み、席を立つと後ろから――――
「あ…あの…」
か弱い声で、急に呼び止められた。とっさに振り向くと、そこには朝の騒動で一躍有名になったであろう女子が立っていた。
「相褄…」
まさかとは思うけど…朝の事故のことを謝りにでも来たのか…?
「あ…えっと…その…」
目の前でうつむきながらもじもじしている相褄。数秒間その状態が続いた後、お腹の前で重ねていた両手に一瞬力を入れる仕草を見せると、次の瞬間――――
「ち、小さい時から好きでした!」
「…ナンデスト?」
あまりにいきなりすぎる出来事に口から出る言葉が片言になってしまった。
(小さい時からって…一体いつから俺はこの子のハートをゲットして――――)
そこで俺はあることに気がついた。
(小さい頃からだって!?)
「ち、ちょっと待て。俺と相褄ってそんな昔から知り合ってたか…?」
相褄と初めて出会ったのは今日の朝のはずだ。もしその前に出会っていたとしても、珍しい名字だから普通覚えてると思うが…。
そんな風にあたふたしながら思案していると――――
「お……介……ろよ……」
物凄く遠くから、物凄く聞き慣れた声が微かにした。



「起きろこのオタンコナス」
「それ、もう古いって」
「んん…」
体をぐらぐらとゆすられ、仕方なく突っ伏していた体を起こす。自分でも気付かないうちに寝てしまっていたようだ。
(夢…か)
良かったような残念なような複雑な心境だ。
「まったく、せっかく楽しい話で盛り上がってるっていうのにそっぽ向くどころか居眠りしてるとはな」
「聞きたくもない話を聞くことに利益などない」
「何行ってるんだ啓介。俺のする話に今まで利益がなかったことなんてないだろう?」
「…はぁ」
まぁ…予想していたと言えばしていた返答だ。もう何も言うまい。
「そういえばまだ自己紹介してなかったわね」
そう言って彼女は俺の前に手を出し――――
「松岡春奈よ。よろしくね」
笑顔で挨拶をしてきた。
(こうなると流石に握手せざるを得ないな…)
ゴホンなんてどっかのお偉いさんがするような咳を一度し、こっちも手を出す。
「矢神啓介だ。よろし――――」
「マクドナ~ルド♪」
いつぞやに流行った握手回避方で俺の手を避ける春奈。
「…」
「きゃははは!引っ掛かった引っ掛かったー」
「はぁ……」
学校初日から変なのに憑かれてしまった。
(大丈夫かなぁ、俺のスクールライフ……)
本気で泣きたくなってきた俺をよそ目に、春名はただただ笑いこけていた。




春奈はおちゃらけキャラとして作ってみました。女子版の涼と言ったところでしょうか。是非コンビを組ませて大騒動でも起こさせたいなとw
次回は1話で名前だけ登場したあのキャラを出すつもりです。
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